ヨコシマ

これがぼくの愛、これがぼくの心臓の音/双極性障害・パニック障害/20190602💍病気ながらも旦那さんが大好きな日記

ODのこと

シマヨウコです。
今日もあんまり楽しくない記事です。あまり調子が良くなくて申し訳ないです。
端的に言うと、ごくごく軽いODをしてしまいました。
自律神経失調症の診断を受けて10年、パニック障害ザックリ5年、そして双極性障害3ヶ月のメンタル不全人生の中ではじめてのODです。

先日の記事の通り散々病みに病みまくった今月からこっち、コンサータの副作用か夜もあまり眠れない日々を過ごし、その日は胃の調子も最悪に悪く、胃の痛みでスンスン泣き続きていた私。
物事を忘れやすく集中力が続かないので大事な用事はアラームをかけているのですが、仕事用アラームが鳴り響いた途端、私は号泣してしまいました。
「もうやだあ〜〜〜!もうやだよお〜〜〜!!!」
旦那さんはさぞビックリしたと思います。
そこからもうパニック発作が治まらず、旦那さんは心配で家事をおいて私の傍で声をかけてくれました。放置されるのはしんどいけど、心配され続けるのもしんどい。心配して近くにいてもらっても、治るわけでもないから余計につらいです。
私は心配をかけたくもなく、余計にパニックに陥る悪循環。胃も最高潮にキリキリ痛みます。そんな私がどうしたらいいのか分からなくて、漠然と思ったこと。
「とにかく何も考えずもう寝たい!!!!!!!!!!!!!!!!!」
いつもの薬に加えて、発作時用の頓服が2錠入っている袋を10袋。
何も考えずに飲みました。
旦那さんは止めてたようですが「これ残ってるの全部飲んでも死なないよ」と言うと戸惑ってしまって、かわいそうなことをしたなあとなんとなく思いました。
「おれは薬のことなんかわからないから、そんなものなのかなと思うと強く止められなかったから後悔した」と後日旦那さんの談。本当に申し訳ないと思います。
そのままぐずぐず泣いて、旦那が言うには冷蔵庫の前で(旦那さんにお弁当とか作ってあげたかったらしいと推測されます)魘されながら寝たようです。「動かそうとすると自分自身の身体を叩いたりして暴れるからほんとに心配したけどなんとか布団まで運んだ。運ばれる気のない人間を運ぶのは、相手が小柄でもまあまあしんどいもんだね」と言われました。重ね重ね本当に申し訳ない。

そこからの記憶は一気に次の日のお昼前までに飛び、元医療従事者の友人が迎えに来てくれて、てきぱき色々やってくれて、救急外来に連れて行かれました。友達が来てくれるまでアラーム10分ごとに4時間鳴り続け、電話も四回かかってきていたのですが、その一切に気が付かずこんこんと眠り続けていました。
友人のチャイムで起きられたのは奇跡的だったなあと今は思います。
時間が経っているので胃洗浄はなかったものの、前日もお昼におにぎり1つを食べたきりで前の晩から何も食べていなかったので点滴・あと心電図を受けて、時々質問されるとき以外は延々寝ていました。

はっきりしたことは自分も覚えていないし、残っている空の薬から想像するしかないけど3〜4種類の薬を20〜25錠。
死ぬわけはない。そんな量です。
でもなんかこんな大事になるなんて思わなくて、ああ、異常な行動を取ってしまったんだなあって思いました。

「死にたい」なんてかけらも思ってなかったし、今も「死にたい」とは思っていません。
大好きな漫画『窮鼠はチーズの夢を見る』がどんな実写化を遂げるのか見届けたいし、ライブやコンサートや舞台には人生であと3000回くらいは行きたいし、クリエイター・井上涼さんの新作が出続ける限り網羅していたいし、旦那さんとせっかく結婚できたんだからもっと行きたいところも食べたいものもあるし、お揃いで買った靴を履いて出かけたいし、子供だってほしいし、友達のことは大好きでもっと遊びたいし、そもそもそれらすべての何よりも私は小学生のころから『HUNTER×HUNTER原作の最終回を読むまでは死なない』を人生の一つの節目、いわばテーマとして掲げ続けています。
「それらすべての何よりもそれかい!」って思われるかもしれませんが、これが私の人生の中で一番長く続いている目標なので仕方がないのです。けれどもそのおかげで物語がこの段階でとてつもなくでかい風呂敷を広げてきて、「果たして私は私の人生のテーマを全うして死ねるのだろうか……?」と変な心配をしてしまっています。(冨樫先生責任取ってください!)

とにかく死にたくないです。
けれど胃が痛くて痛くてしょうがなくて台所に座り込んだあのとき、たしかに(胃を取り出せば痛くなくなるんだ)と包丁の存在を思い出していました。自殺って『する』って決めてやるんじゃなくて『とにかく今をどうにかしたくて結果死んじゃった』みたいなものなのかもしれないなあって、初めて実感としてそう思いました。

このまま仕事を続けるべきなのか否か。
障害者として生きていくべきか否か。
この病気と自分をどうコントロールしていくのか。
私にとってこれは、ひとつの大きな過渡期なのかもしれません。

ちなみに、これを受けて私の友人のOD経験者に連絡を取ったところめちゃくちゃ話が弾みまして、違うところ、似ているところ、救われるところ、教わるところ、同じ薬のODでもいろんな発見がありました。結果「電話じゃ足りねえ!会おうぜ!」と、日付こそ未定なものの、ほんとにほんまもんのメンヘラ女が集う女子会をする約束を取り付けました。
めちゃくちゃ楽しみです。
やっぱり全然死にたくないです。



シマヨウコ