ヨコシマ

これがぼくの愛、これがぼくの心臓の音/双極性障害・パニック障害/20190602💍病気ながらも旦那さんが大好きな日記

飲み会のこと

シマヨウコです。
茅ヶ崎のサーファーよろしく躁期の波の気配を感じた私、張り切ってこのビッグウェーブに乗ってやろうとお仕事して会社に戻ったところ「いや、すんごい顔色悪いよ……ちょっと休んできなよ……」とガチトーンで心配されてしまいました。座ってほっぺを触ってみれば、なるほど確かに冷たい。こんなに外は暑くて、汗もかいているのに、どう考えてもこれは血の気がひいています。
くっ……波を見誤ったか…………!
……もうしばらく陸サーファーでいよう。波を甘く見てはいけないのです。

そんなこんなで結婚してから初めての飲み会で昨晩不在だった旦那さん。波を見誤った私はお迎えギリギリの時間に起き、慌ててお迎えに向かったのですが、帰ってくるなりとても上機嫌に「いっぱい自慢してきたよ」と報告され、さすがの私もちょっと動揺してしまいました。
旦那さん、現在職業訓練校に通っておりまして大きな資格試験を一つ終えた今、仲良くなった同期の皆さんとの打ち上げ会だったのですが……既婚者子持ちの奥さんとかも多いわけで……いやいや……???

「な、なんて自慢してきたの……?」
「うちの嫁世界一可愛いですって言った」
「ま、まじですか」
「『人生で一回は言われたい〜!』ってみんな言ってた」
「きょ、恐縮です……」

お、思ったより強烈かつ大幅に脚色されて自慢されている…………!
さすがの私もちょっと慌てます。
私は私のことを事故物件女だと思っているのです。

「そ、それって万が一会う機会があったら『あ〜〜〜……へえ〜〜〜〜〜……シマ(夫)さんの趣味って…………』みたいになるじゃん!」
「いや、写真見せたよ」
「ヒエッッッ時すでにお寿司」
「化粧するときヨウコキリッとなるじゃん?だから『意外とカッコイイね!』って言われてたよ」
「カッコイイ……初めて言われたね……」
「でも身長が140台って言ったら『ミニマム〜〜〜〜〜!!!!!』って返された」
「旦那くんIKKOさんと呑んできたの???」

酔っているとはいえ、いつも感謝を伝え、私のことを褒めちぎってくれるとはいえ、家の中ではカワイイカワイイと溺愛してくれるとはいえ、外ではあまり私のことを紹介したりしたことのない旦那さんがそこまで人前で私のことを話してくれるとはちょっと意外でした。
モニタリングで現場の様子見てたら泣いちゃってたかもしれない。

「旦那くんそんなに私の顔好きなんだね……」
「うん、いつも言ってるじゃん」
「そう……そうだね……」
「ホラ、俺ら両想いだから(?)」
「……まあ、言うて私旦那くんの顔のことはカッコイイと思ってはないんだけどね」
「うお〜〜〜い!」
「でもね、内面の良さが表れてる、すごい良い顔だと思うから、旦那くんの顔は好きだよ」
「……うへへ」

こんなやりとり、多分日本中で私達夫婦かオードリーしかやらないと思います。

ちなみに旦那さんのいない食卓どうしようなどと中綿くたびれクッション女と化し、そのまま帰宅即寝落ちした私は、帰り途中で寄ったコンビニで買ったスイーツ(宇治抹茶ブリュレ)を辛うじて23時に晩御飯と称して摂取するという大変重い十字架を背負うギルティっぷりでした。
旦那さんがいなくなった途端、この食への執念の薄さ。
旦那さんがいなくなってしまったら、多分私は人間性を保っていけないかもしれません。

とはいえ、酒に弱くなく、意識もしっかりしていた旦那さんは家に帰ると安心したのか疲れが出たのか、めちゃくちゃおねむさんモードに。シャワーを浴びたいと訴えるもののあまりに危なかっしいので、着替えを用意し蒸しタオルを用意し、背中を拭いてあげるなどとしました。いつも介護されっぱなしの私が旦那さんを介護する新鮮さ。……時々は悪くないですね。へへへ。



シマヨウコ